2007年01月28日

あふむせき

先日歌舞伎に行ったとき、事前にちょっとした見所講座をうけた。
そのときにもらったレジュメに「あふむせき」という箇所があり、
「切られお富」のセリフのひとくだりが書き抜いてあった。

最近古文書き下しに慣れてきているのですらりと「おうむせき」とは読んだものの
それってなに?と思ったまま放り出してあった。
googleで「あふむせき」と検索しても、古書の類しか出てこないので
なんだか一向に要を得ない。

ふいに思いついて「おうむせき」で検索してみたら、
ズラズラズラと出てきたのだ。
芝居の名台詞を書き抜いたもので、役者のまねをして名台詞をまねるときの種本だったらしい。
今で言ったら最新のカラオケの歌詞集のようなものか。
流行の芝居の声色を、プロはもちろんアマチュアもこぞってまねしたものらしい。
「あふむせき」のあふむは鸚鵡(おうむ)のことだ。
鸚鵡返しにまねをするところからきたようだ。
愛知県に、鸚鵡石という「声が良く反響する」名所があるそうだから、そこから取ったものだろう。

レジュメの裏表紙に「あふむせき」とあり、セリフが書かれている。
思ったよりずっとしゃれてるじゃない?

投稿者 りりこ : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月26日

サービス終了

長く利用してきたメールサービス、freemailが今月末サービスを終了する。
ずいぶんお世話になったけれど、サービス自体が消滅してしまう。
mixiでも連絡はつきます。
アドレスが必要な人はご連絡ください。

アドレスは6つ使ってきて、そのうち2つがなくなるわけだ。
ちょっと残念。

投稿者 りりこ : 20:06 | コメント (1) | トラックバック

2007年01月25日

自分のための予算

今年は、自分のための予算をとることにした。
わたし自身の心のための予算。
なかなかに、金銭環境は厳しい。
すぐに生活費に消えていってしまう。
主婦ならば、そんなものではないだろうか。
その中で、自分のための予算を取る。
映画を見てもいいし、レンタルDVDでもいい。
カルチャースクールに行ってもいいし、
歌舞伎を見てもいい。
本を買ったり、雑誌を買ったり、マッサージに行ったり、
そんなことのための別のお財布。

思えば、一人暮らしのころはそんな予算だらけだったのだけれど。

投稿者 りりこ : 21:35 | コメント (1)

2007年01月23日

釜の下の灰まで

いやいやいやいや、歌舞伎ってすごい。

生まれてこの方、歌舞伎座の前は何百回って通っているのですが、
歌舞伎は一度も観たことなかった。
お嬢様系の学校だったから、日本舞踊をやっている友人っていっぱいいたけれど
発表会なんか見に行っても退屈でね、
伝統芸能って苦手、などと思い込んでいたのですが。

歌舞伎座、新春大歌舞伎、これがすごかったのです。
きれいなきれいな三番叟を観て、次が金閣寺、
これがまた半分から後半がどんどんどんどんスケールアップして
どんどんダイナミックになって終わる。
あー、すごいなぁ、きれいだし迫力あるし
天性の美を磨きぬくとすごいのねと思っていたら、
休憩を挟んで3幕目、
鏡獅子のすさまじさ、芸を支える稽古三昧のほかに、
もって生まれた身体能力ってあるんだろうなと思わせる凄み。

でもね、最後の演目、コレがすごかったよ。コレだけもう一度みたい。
何度でも観たい。「切られお富」

ああ、絢爛豪華なすごい娯楽をありがとう。
と、興奮冷めやらぬ気持ちで書いてみる。

1月からこんな密度の濃いオタノシミを体験できてよかったです。
ゴディバのチョコレートを一度に30個くらい食べた気分。
ひとつひとつをもう一度、ゆっくりと味わいなおしたい。

後日心で味わいなおして、もうちょっと書きたいなぁ、この話。

投稿者 りりこ : 00:16 | コメント (3)

2007年01月21日

色の言葉

色には意味とパワーがある、そういわれているのは知っていたけれど
なんとなく服は黒とグレーが多い。あとは紺と白。

今年はきれいな色を着たいなと思いながら、なかなか手が出ない。

「色彩心理」という本を読み始めた。
心のありかたで本人が選んでしまいがちな色があるように、
色を選ぶことで心に働きかけることができそうだ。

色で元気になりたいな。

この本は、色の力に関する本が読みたいとメルマガに書いたら
かわなかのぶひろさんが教えてくれた。
どうもありがとうございました。

色彩心理の世界―心を元気にする色のはなし色彩心理の世界―心を元気にする色のはなし 末永 蒼生

PHP研究所 1998-11
売り上げランキング : 185420

Amazonで詳しく見る by G-Tools

長くここを留守にしていたけれど、復活の予定。
デジタルカメラは修理に出した。きょう、受け取ってこようと思う。

デジタルカメラですが、CCD周辺の機器不良でした。
でも、リコールだったので、無料。
ちゃんと動いているとリコールに気づかないものなんですね。
われながらびっくり。

投稿者 りりこ : 10:58 | コメント (2)

2007年01月06日

旅先での我が家の雑煮

DSC02516.jpg

松も取れようというのに、雑煮の話だ。
今年は甲斐の国、小荒間の古戦場近くの母の家で新年を迎えた。
雑煮は、ダンナが買ってきた鴨でとった出汁に焼いた角餅、前日のてんぷらで使い込んでしまったしいたけ、
絹さや、根性がなくて輪切りになったにんじん(東京でやるときは金時にんじんをねじ梅にする)、
足りなくなった三つ葉、ほうれん草、量の多い合鴨。
味は塩と酒と仕上げにしょうゆ。
味は、実家の味より少し濃い目。
本当ならみりんで仕上げたいらしいけれど、勘弁してもらっている。
実家は「ゆで餅」だったのだがダンナの好みで焼餅。
小松菜ではなくほうれん草なのもダンナ風。
わが家の雑煮も夫婦折衷となっている。
ちなみに、ダンナは根津でわたしは麻布だが、わたしの実家の雑煮もどこかの折衷らしい。
祖母の家系が高知のほうだというので、茹でた餅らしいのだ。

前夜食べ過ぎてお餅はひとつ。合鴨に埋まっているのがご愛嬌。
酒の肴のようなお雑煮でした。コレと数の子で朝からちょっと日本酒など。

このエントリーは、だいぶ遅くなったけれど、MyPlaceの「わがやのお雑煮大会」への参加エントリー。
全国のお雑煮エントリーが集まっているのでぜひそれからそれへと彷徨を楽しんでいただきたい。
すごいの、ありまっせ。
日本は広いです。

ところで、この写真ではっきりわかったのだけれど、
デジカメの画像処理がダメみたい。
右半分が特にひどいけれど、全体的に
ファインダー画面と撮れている画像の色がまったく違っている。
去年の最後のエントリーの写真もひどいものだ。
新年早々修理か買い替えか悩むわたし。

投稿者 りりこ : 22:11 | コメント (4)