ずっと前に一人暮らしをしていた町には映画館が一軒。
マニアックな映画をかなり遅い時間までやっていて、
仕事が終わってうちに帰り(職場から5分)軽く食べてから
もう一度映画を見に出かけていた。
アートっぽい映画がかかっていることが多かったので
ハリウッド映画はほとんどみていない。
自分の行きつけの映画館があると、
お気に入りの場所でお気に入りの格好で映画を観て
いつもの場所で買い物して帰れるのがいい。
ひょいと抜け出して映画を見に行ったら、
知っている人と商店街で会った。
互いにせわしそうにしていたのだが
二人とも同じ映画を観るつもりなのがわかって
ちょっと照れつつ一緒に映画館に向かった。
家事を抜け出して映画。
別に何ということも無いのだが、
学校サボって見つかった気分だったのはなぜかしら。
悪いことしているわけではないのに。
茂木健一郎のブログ、
茂木健一郎 クオリア日記を読み始めたらとまらなくなってしまった。
そんなことしている場合じゃないよと思っているのに一向にやめられない。
膨大に垂れ流していながらまとまっているのはやはり
頭脳が明晰なのだと思わざるを得ない。
以前から時々読んでいたのだが、こんなにハマったのは初めて。
なぜきょうだったのかは不明。ヒマなのかしら。
読むもの、書くもの、片付けるものをあっちにおいておいて、
わたしは長時間モニターを眺め続けていた。
以前、SharpReaderを使っていたのですがうちのパソコンだと起動が遅い。
とうとう使わなくなってまった。
かわいいのでお気に入りだったのがパラボラミニ、
ウェブタイプのものとかティッカーとか使ってみたけれど、
今ひとつわたしの「今すぐ見たい」気持ちとタイムラグが。
FreshReader使ってみたいなー・・・・
でもサーバインストールタイプって、手に負えないかも。
で、試してみてるのがHeadline-Reader。
しばらくこれで。
文学少女のわたしが、なぜ最近こんなにデジタルに・・・謎
Fonについてはここを見るとよくわかる。
新しいおもちゃを手にしたときの集中力は我ながらすごいものがあって、
おとといの夜La Foneraを手にして、その日のうちに開局完了、
きのうは合間を縫っていくつか検証して、ノートパソコンを手に外へ出てみた。
多分10分くらい歩けばよそのアクセスポイントもあるのだけれど
とりあえずは自分のFON_APに外からアクセスしてみて稼動を確認。
そんなに遠くまでは飛ばないのね。
それでも、川沿いのベンチには届く。気持ちがいい。
実験と同時に、野良電波をいくつか捕獲。
野良電波でつながれることも確認・・・大丈夫か?ダダ漏れで。
点で埋め尽くして面にしようというのは大変なことだけれど、
wifiが自由に使えるようになったら本当に楽しいと思う。
ほんのメモ。
モデム到着。Linusになった。
ライナスといえば毛布なんだけど。
リーナスといえばリナックスなのでありました。
どうなるかな。まだつながっただけ。
設定の変更やら、あるみたいよ。
忙しくなるとパパッと炒め物とか鍋にお任せの煮込みモノとか
そんなものが多くなる食卓。
ふっと気づくと野菜が少なくなってるなぁ。
きょうからしばらくのあいだ、ベジタリアンとは言わないけれど、
野菜中心の食生活にしてみようと思っているところ。
理由は・・・繊維不足を感じる=多少の不調。
目指すはゆるベジ。
自分でちゃんと料理する気力が戻ってきたのはなにより。
だからこそできる食生活改善。
少しは余裕が出てきたというわけ。
玄関に、帰ってきたムスメを迎えに出たら、
まるでクリスマスキャロルのときのキャンドルみたいに
なにやら太いものを捧げ持っている。
逆光になってうすぐらくてよく見えない。
「なに持ってるの?」
「たけのこもらった」
「えっ!なにそれ」
学校帰り、通り道の花のたくさんある家のところを通ったらご老人が居て
頭をぴょこんと下げてあいさつしたそうだ。
「こんにちは」
そうしたら、そのご老人が
「たけのこあげるよ」とくれたのだそうだ。
皮のついた姿で30センチもないくらいの直径7センチくらいのたけのこ。
剥いてみると姫皮もたっぷりあってみずみずしい。
さっそく夕食に豚肉といっしょに食べました。
ありがとう。
あいさつはするもんだねぇ。
今度お目にかかったらお礼をお伝えしてね。
なんだか間違えて手にしたのだけれど、とてもとても気に入った本。
装丁も素敵、お話もね。
きょうは寒かったので、スープが飲みたくなった。
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忙しい春だった。子供が育つってこういうことね。
ここ数ヶ月で、印刷の入稿原稿を作るのがめっきり上手になった。
才能のないにわかデザイナー。勉強しながら追いつくのが必死。
気がつくと、サーティワンにバーガンディ・チェリーが並んでいる。
大好きな味なのに、レギュラーではなくなった。
ベリーな季節が終わり、チェリーな季節になったらしい。
成熟ってところね。
ボランティアも、たいがいにしたほうがいい。
頼まれても、義務感を感じなくてもいい。
それが下手だから、わたしはいつの間にか追い込まれてしまう。
ちょっと考えたいことがあって、バイブルサイズのシステム手帳を引っ張り出した。
最近では持ち歩くこともほとんどなくなったのだが、
時々引き出しから引っ張り出して触っている。
まだリフィルもある程度は残っている。
この手帳は、渋谷の西武百貨店で買った。
1984年10月、ファイロファクスのコーナーができたのが1日。
その数日前から展示されていて、その紙の質やたたずまいに心を奪われ
とうとう1日、売り場に声をかけていた。
商品を用意してもらっていたら、売り場の別の男性がわざわざやってきて、
「この手帳、お使いになるんですか?どこが気に入ったのですか?」と尋ねてきた。
確かに手帳としてはとんでもない値段だったのだ。
「この手帳、今日から売り始めたのですが、これが2冊目なんです」と言う。
あまりの値段に売れる気がしなかったのに、1日に2冊も売れたと驚いている。
最初の一冊は、店長さんが買ったそうだ。
それから、バイブルサイズのシステム手帳は爆発的にヒットした。
今でも売り場にたくさん並んでいる。
それでも、オリジナルのファイロファクスのリフィルがやっぱり美しい。
わたしは当時、出先で仕事をすることが多く、この手帳はミニデスクだった。
今はノートパソコンもあるし、なにより「出先での仕事」というのがほとんどない。
それでも昔の戦友のようなこの手帳を手放せないでいる。
今年は冬からこっちえらいこっちゃな精神状態で
いろいろメンテしてもらったり体の調整が必要だったり
なんだか大変だったのですが、脱出しつつある模様。
このところずっとそう言っているような気がするけど。
睡眠大魔王が降臨。
寝ても起きても体が痛い(ほかに表現しようがない)ので
なんとしてくれようかと思案中。
痛みのないめざめ希望。
でも、こういうのっていつの間にか直ってたりするのよね。
春である。
このところ毎月おつきあいのあったかわなかさんが
米子で緊急上映会ですって。
毎月の上映会を見ていると、若い作家の作品は、おしゃれで浮遊しているように見える。
かわなかさんの映像は詩情をもって心に焼きつく。
わたしは作業でしかかかわれないけれど、
その作業にしたところで、形の上でコギレイにまとめるというやり方がないではない。
でも、このシリーズは、ベタに、がっしりと取り組みたいと思っているのよ。
下手でも荒っぽくてもいいから手触りの、手ごたえのあるものを。
きょうは朝も夕方も雨。寒い一日だ。
土曜日、いつも大宮八幡宮あたりからちょっとだけ歩く善福寺川べりを
方南町の駅あたりからゆるゆると歩いてきた。
総勢20名、いえ21名の大所帯。
わたしにとっては3回目のアースダイブ。
集合場所の方南町までは、電車に乗っても歩いても大して時間が変わらない。
どうしようかなと迷ったけれど、やっぱり家の南側を流れる川沿いに
桜を眺めながら歩いていった。
駅のそばにつくと、路上に集団。
おばさんたちが群れていることはたまにあるけれど、
男性が群れているのは珍しいのでよく目に付く。
笑い絶えないアースダイブの面々は、年齢も体型もさまざまで
着ているものにも統一性というものがない。
西に出発してすぐ、アパートに羅伊斗館なる名前がついている。
こういう当て字って、どうなのかしらね。すごいわ。
善福寺川は、わたしのおなじみのあたりは区が買い上げているということで、
整備された緑地になっていたり広場になっている部分が多い。
このあたりはまだ整理整頓が行き届いていない感じで、
むかしの川べりの風情がある。
高い建物が迫っていないのがいい。
川にはおなじみの鴨。夜中に鳴くとけっこううるさいのだが、
のんびりぽかんと川に浮いているのをみるとなごむ。
川はゆるゆると蛇行している。ぽつりぽつりと見事な桜。
曇り空だし、どうも降りそうな風の流れ具合なのだが歩くにはいい。
あっちの廃屋、こっちの破れ壁とひっかかっていくアースダイバーたち。
わたしのきょうのごちそうは川の流れる音。
途中に小さな堰や横からの放水があり、チャラチャラポトポトと音が聞こえる。
自分のペースで歩いたり立ち止まったりしながら川の音を聞いていた。
もちろん、変わった形の建物を見つけては覗き込み、
おかしな川沿いの屋外彫刻やエクステリアっぽい天使?を眺めながら
集まってはまた散るほかのメンバーも気にしつつ。
集団になっているんだかいないんだかよくわからない塊だ。
長ーく広がっていたかと思うと、面白そうなことがあると集まっている。
杉並郷土博物館。
興味がありながら立ち寄ったことのない場所だったのでうれしい。
雛人形の展示あり。
ムスメの小学校あたりは古い宿場だった。
街道の模型があって、古い場所なのだと再確認。
済美橋あたりの風景が気に入った。
大宮八幡宮。到着すると、参道の茶店では先発隊がビールを飲んでいる。
まーったくもう、早いんだから。
ちょいと失礼してしっかりお参りを済ませる。
そして、記念撮影。
大宮八幡宮は、小高い場所にあって、遺跡も出土している。
だだーっと降りると川べり。再び歩く。
ここからはおなじみの場所。
公園、緑地、児童公園、また緑地。
そろそろ花見の宴の人たちが多くなる。
桜、桜、桜。
五日市街道を越えると、広い緑地が広がっている。
花見、花見、花見。
沿道に屋台が出ているほどだ。
わき道をひょいと入ると、川ともお別れ。阿佐ヶ谷住宅。
とたんギャラリーでひと休み。
阿佐ヶ谷住宅は空が広い。
テラスハウスと低層住宅。
広い庭には長い間に思い思いに植えたとしか思えない
どこかバラバラな木々。花々。
見上げるようなミモザ、大きな株になっている雪ヤナギ。
ここにはちょっと命が多すぎるかな。
いつも南阿佐ヶ谷に抜ける大桜のある坂道をあがれば甲州街道。
そこはいつもの阿佐ヶ谷の町。
メンバーの多くは「なかよし」へと消え、わたしはちらっと仕事場に立ち寄り
いつの間にか日常に飲み込まれてしまった。
今回のアースダイブは、川と家、緑地と子供たちのことをいろいろ考えた。
そして、水の流れる音をたくさん聞いた。
きっとそれが必要だったのだろう。
日曜日はポカポカの中で花見の宴。
夕刻からは我が家で二次会。
3時に始まった花見の面々が解散したのは午前12時を回った頃だった。
桜尽くしの週末、あければ寒い毎日。
うまい具合に満開の時に天気の中休みがあったこと。