2007年04月03日

桜・さくら・SAKURA

きょうは朝も夕方も雨。寒い一日だ。

土曜日、いつも大宮八幡宮あたりからちょっとだけ歩く善福寺川べりを
方南町の駅あたりからゆるゆると歩いてきた。
総勢20名、いえ21名の大所帯。
わたしにとっては3回目のアースダイブ

集合場所の方南町までは、電車に乗っても歩いても大して時間が変わらない。
どうしようかなと迷ったけれど、やっぱり家の南側を流れる川沿いに
桜を眺めながら歩いていった。
駅のそばにつくと、路上に集団。
おばさんたちが群れていることはたまにあるけれど、
男性が群れているのは珍しいのでよく目に付く。
笑い絶えないアースダイブの面々は、年齢も体型もさまざまで
着ているものにも統一性というものがない。

西に出発してすぐ、アパートに羅伊斗館なる名前がついている。
こういう当て字って、どうなのかしらね。すごいわ。

善福寺川は、わたしのおなじみのあたりは区が買い上げているということで、
整備された緑地になっていたり広場になっている部分が多い。
このあたりはまだ整理整頓が行き届いていない感じで、
むかしの川べりの風情がある。
高い建物が迫っていないのがいい。
川にはおなじみの鴨。夜中に鳴くとけっこううるさいのだが、
のんびりぽかんと川に浮いているのをみるとなごむ。
川はゆるゆると蛇行している。ぽつりぽつりと見事な桜。

曇り空だし、どうも降りそうな風の流れ具合なのだが歩くにはいい。

あっちの廃屋、こっちの破れ壁とひっかかっていくアースダイバーたち。
わたしのきょうのごちそうは川の流れる音。
途中に小さな堰や横からの放水があり、チャラチャラポトポトと音が聞こえる。
自分のペースで歩いたり立ち止まったりしながら川の音を聞いていた。
もちろん、変わった形の建物を見つけては覗き込み、
おかしな川沿いの屋外彫刻やエクステリアっぽい天使?を眺めながら
集まってはまた散るほかのメンバーも気にしつつ。
集団になっているんだかいないんだかよくわからない塊だ。
長ーく広がっていたかと思うと、面白そうなことがあると集まっている。


杉並郷土博物館

興味がありながら立ち寄ったことのない場所だったのでうれしい。
雛人形の展示あり。
ムスメの小学校あたりは古い宿場だった。
街道の模型があって、古い場所なのだと再確認。

済美橋あたりの風景が気に入った。

大宮八幡宮。到着すると、参道の茶店では先発隊がビールを飲んでいる。
まーったくもう、早いんだから。
ちょいと失礼してしっかりお参りを済ませる。
そして、記念撮影。

大宮八幡宮は、小高い場所にあって、遺跡も出土している。
だだーっと降りると川べり。再び歩く。
ここからはおなじみの場所。
公園、緑地、児童公園、また緑地。
そろそろ花見の宴の人たちが多くなる。
桜、桜、桜。

五日市街道を越えると、広い緑地が広がっている。
花見、花見、花見。
沿道に屋台が出ているほどだ。
わき道をひょいと入ると、川ともお別れ。阿佐ヶ谷住宅。
とたんギャラリーでひと休み。

阿佐ヶ谷住宅は空が広い。
テラスハウスと低層住宅。
広い庭には長い間に思い思いに植えたとしか思えない
どこかバラバラな木々。花々。
見上げるようなミモザ、大きな株になっている雪ヤナギ。
ここにはちょっと命が多すぎるかな。

いつも南阿佐ヶ谷に抜ける大桜のある坂道をあがれば甲州街道。
そこはいつもの阿佐ヶ谷の町。
メンバーの多くは「なかよし」へと消え、わたしはちらっと仕事場に立ち寄り
いつの間にか日常に飲み込まれてしまった。

今回のアースダイブは、川と家、緑地と子供たちのことをいろいろ考えた。
そして、水の流れる音をたくさん聞いた。
きっとそれが必要だったのだろう。

日曜日はポカポカの中で花見の宴。
夕刻からは我が家で二次会。
3時に始まった花見の面々が解散したのは午前12時を回った頃だった。

桜尽くしの週末、あければ寒い毎日。
うまい具合に満開の時に天気の中休みがあったこと。

投稿者 りりこ : 2007年04月03日 23:40
コメント

甲州街道とあるのは青梅街道の間違いです。
何と今さら恥ずかしいこと。

Posted by: りりこ : 2012年11月06日 00:55
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