2005年11月26日

メールの圧迫

おとといあたりから通常使っているメールのサーバがおかしい。
送れるけれど、入ってこない。
スパムのほとんどは単語ではじいてゴミ箱に入ってしまうので
メールとして受信箱で受け取るのは1日50通程度、送るのは10通くらい。
この2日間、静かなものである。
ピタリと入ってこないのだから。
ご迷惑をかけている方、ごめんなさい。

メールは徐々に増えてきたので、大変だと思ったことはなかったのだが
止まってみると、大量のメールが与えてきた圧迫感を感じる。
DMもほとんど直接ゴミ箱に行くので、
大した手間になっているとは思わなかったのだが。
というわけで、必要な音も一部聞こえてないのだろうが、雑音もない2日間。
アドレスを変更しようかと思案中。

投稿者 りりこ : 20:54 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月22日

わくわく

借りてきたアースダイバーを読み始めた。
買おうかと思ったのに、人に頼むと同時に図書館で予約した。
発行(今年5月)から1ヶ月も経たない頃だ。
読みたいと思ったのはタイトルのアースダイバーというコトバに覚えがあったから、
というのが一番のきっかけだったろう。
中学生の頃から、なぜかネイティブアメリカンに惹かれるのだ。
アースダイバーの話は、ネイティブアメリカンの国造り物語だ。
パラパラめくって、中身が縄文の話に近いらしいとは知ったものの。

結局、図書館から連絡があったのがこの15日。随分待った。

借りてきたのが日曜日の夕方。
日曜の夜は、もう一冊借りてきた本を読んでいた。
そしてきのう。
とうとう読み始める。

この本は、今読み始めるのがふさわしかったらしい。
冒頭、チュニジアで始まるのだが、今回のテーマにまつわる部分、始まりが塚山公園。
実は、我が家のベランダから見える場所にある。
先週の金曜日、なぜかふっと立ち寄る気になって、
塚山の縄文遺跡を見に行ったばかり。
先月は、自転車で吉祥寺まで神田川沿いを往復している。
本に書かれる流れのままに、全ての風景を思い浮かべることができるなんて
こんなことは初めてだ。
先週も、善福寺川そばの尾崎熊野神社のすぐ横を通ったところだし。
きのうの夕刻は新宿の起伏を歩いたのだ。
あらあらあらと本をめくれば、
東京タワーに我善坊谷、日が窪の金魚屋、がま池、四谷左門町、銀座。
馴染みの場所ばかり。
うしろ半分の東京の昔の山の手、下町あたりは馴染みのない場所なのだが、
もうひとつ秘密があった。
6章の始まりに地図がある。がけ下と水脈の話。
右の地図には私の育った町があり、
左の地図にはダンナの育った町の地図がある。
そして、わたしの馴染みのない東京は、ダンナの馴染みの場所なのだ。
わくわくしている。
読まなくちゃと思っている。
縄文地図を持って、東京を歩こう。

そして、どうしてもこの本に重なってきてしまうHPを、
何度目かになるかもしれないけれどのせておこう。
東京スピリチュアルパワースポット
このHPの企画者はわたしの弟だ。

投稿者 りりこ : 13:35 | コメント (2)

2005年11月20日

アースダイバー

本を借りた。
中沢新一 アースダイバー
巻末についている地図を広げ、
住んでいるあたり、歩き回ったあたりを
頭の中で徘徊する。
次第に、頭の奥のほうで水音が聞こえてくる。
瀬が岩に当たっておどる時のような
滴り落ちた水が流れになって崖を落ちていくような
ポコポコチャラチャラした音が。
一人暮らしのアパートの坂の下には金魚屋があった。
いつも、流れがそばにあった。
育った辺りの川は、深くよどんで潮の香りがした。
その川は暗渠になり、渋谷の駅の脇で再び顔を出していたが
いつしか地中に潜った。
東京は、川の多い都市だ。
東京しか知らないからそう思うだけで、日本中どこでもそうなのかもしれない。
しばらく、時間をかけてこの本を読む予定。

投稿者 りりこ : 21:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月18日

英語で話すゲイシャたち

わたしはあまり映画を見ないんだけれど、
この冬は見ようときめている映画がある。
SAYURI
予告編を見る限り、おしんと吉原炎上かしら、なんて思うわけだけれど。
日本人俳優がたくさん出ているのだが、せりふが英語!
主人公がチャン・ツィイーだし、コン・リーは出ているし
おそらくハリウッドの考える日本=オリエンタルで、
日本人には居心地の悪い作品になるかもしれないけれど。

ハリウッドで日本人役といえば必ず出てくるのが工藤夕貴。
もちろん出てます。
で、わたしの最大の関心がケリー・ヒロユキ・タガワ。
イトコなので。
いつも日本人が見るとちょっとイヤな日本人を演じていて
なかなかいい俳優として評価されないのが残念。

試写を見た知人によれば、「なかなか素敵だったわよ」だそうで、
今回は楽しみにしている。

知人との会い方が面白かったので。
この人は、子供同士が地域の同じ学校で、
近所に住んでいたので知り合ったのだけれど、
映画祭とかで通訳をよく頼まれている人。通訳&翻訳家。
以前にもイトコが出演したPlanet of the Apesの記者会見で
ティム・バートンの通訳をしてイトコと同席した縁がある。
たまたま打ち合わせの帰りに電車に乗ったら、
乗り込んでつかまったつり革の前の席に座っていた。
で、「今SAYURIの試写をみてきての帰りで、あなたを思い出していたのよ」と言う。
こんな会い方をするんじゃ、見なくちゃでしょ。
どっかから「見ろよ!」とテレパシーが来ている気分。

投稿者 りりこ : 16:06 | コメント (3) | トラックバック

2005年11月16日

役割

きのう、ついていたテレビを眺めていたら、気分が落ち込んでしまった。
バラエティ番組で、ホスト役がいる。
ホスト役の人をフォローする芸人がいる。
ゲストがある。
この番組は、ホスト役の人のご託宣を、ゲストを含めた出演者がお聞きする番組らしい。
しかも、テレビ番組という公開された場所で、欠点を言い募り、分析する。
なんとなく、ホストはゲストをたて、
ゲストの話題を中心に番組が展開するものだと思っていたのだが。
この番組の場合、ゲスト出演者は話題をちょっと変化させるための狂言回しに過ぎないのか。
そのホストの口調と共に、不快感が増したのでチャンネルを変えてしまった。

最近、テレビ番組が、ただの居酒屋のバカ騒ぎに見えることが多くなった。
年をとったのかもしれないし、頭が固くなったのかもしれない。
楽しめない。
楽しめないものを見る必要はない。
わたしにとって、テレビの役割はかなり小さくなってしまった。

投稿者 りりこ : 08:39 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月08日

「高い店」の価値

ホテルのレストラン。
すぐそばの同等の店に比べて格段に値段が高い。
しかも、10%のサービス料がつく。
なんでこんなに高いんだろうと思うと同時に、その店が混んでいることに驚く。
長いこと、ホテルのレストランで会食なんていうのは、
金持ちの自己顕示欲か自己満足だと思っていた。
料亭で会食なんていうのもそうだろう。
縁がないと同時に、そんなことをするのは愚かだと思っていた。

先日、一緒にお茶を飲んでいた年かさの人が、温厚な彼には珍しく怒った様子で言った。
「ひさびさに頭に来ることがあったんだよ。
いつものホテルのレストランを予約してあって、4人で食事をする予定だったんだけど
お呼びしていたひとりが急に30分くらい遅れるって電話があったんだ。
で、まあいいかなと思ったんだけど、親切のつもりでレストランに電話したのね。
予約してあるんだけど、30分ばかりゲストが遅れるそうだからよろしくって。
そうしたら、お受けしかねますっていうんだよ。
それは困るといっていろいろ話したんだけど埒が明かない。
すったもんだして何度か電話のやり取りがあって、
あなたそれはとんでもない心得違いだよ、
高いお金を客から取るっていう意味がわかっていない、
もう君とは話したくないから電話かけてくるなって
それっきり電話をとらなかったんだ。
あとからマネージャーからとりなしの電話があって収まったんだけど」

この話、どう思う?
わたしはまた、なんとなく「お得意様かぜ吹かして」とか「やれやれ、お金のある人は」
そんな感じのマイナスを感じてたのね。お金でねじふせるみたいな感触を感じていた。
街のレストランでも、VIPってのはわがままと決まっているみたいなもので。

あとになってふと思うんだけれども、
ああいう高額なレストランを使うっていうことは、
そのサービスを期待しているっていうことなのではないだろうか。
突然のスケジュールの変更や接待内容の気配り、臨機応変な対応、
そういった器量のようなものを買っているのではないだろうか。
さまざまなリスクの回避を負ってくれる店だからこそ、
高い値段を払って利用するのではないだろうか。
そう思い至った時、高い店の価値っていうものを
初めて認める気になった。
そして、その店で働く人は大変だなぁと思った。

つい、最近の発見。

投稿者 りりこ : 00:22 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月07日

流行コトバ

ピースだったりグリーンだったり、エコだったり、スローだったり、LOHASだったり。
お題目はいいから、自分がやんなさいよ、と思う。
同じような方向性でありながら、マイブームはここ5年ばかり「和風」。
地産地消とか地場とか、使い尽くす知恵とか風流とか季節感とか。

最近面白いなと思っているのは、ナイトクラビングみたいな退廃方向のカルチャーに
エコロジーとかスローとかスピリチュアルとかいう地道なコンセプトがひっついた活動。
まあ、こういったオシャレエコは、ヒステリックはエコロジー活動よりは柔軟で居ごこちいいし、
よっぽどカルチャー=文化だと思う。
面白いと思って気に入っていたKu:nelなんかでも、
同じような方向性でたくさん雑誌が出てくるとどうでもよくなる。
定着することはいいはずなんだけどね。

まずは自分の足元から。

たとえばこんなのいかが?

投稿者 りりこ : 09:30 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月06日

家のなかみ

アパートのお隣さんが引っ越した。建売住宅を買ったそうだ。
今のアパートは3DK。広めのベランダのついた、日あたりのいいたてものだ。


家は、生活の入れ物だから、家を買う時にはそこでの暮らしを思い描くことだろう。
4人家族のための家ならば、4人で暮らす夢の暮らしがあるだろう。
新しい家でどんな暮らしをしたいのだろう。
一生のローンと引き換えに、家族の夢を買う。

もしもできるのなら、今暮らしているこの家で、夢の暮らしを始めてみたいと思う。
友人とパーティーがしたいなら、まず呼んでみる。
玄関先を片付け、リビングを片付けてそれだけのスペースを作り出す。
畑仕事がしたいなら、ベランダ菜園を始めてみるのもいい。
パティオで朝食が夢ならば、ベランダを片付けて広いスペースを作ってみる。

そういう暮らしをしながら、夢の家を建てるのもいい。
まずは生き方、暮らし方。
そこから始まる住まい作りをしたいなと思う。

わたしは、建売の家を買うことを決して悪いと思っていない。
引越しは、気分転換にもとてもいいし、暮らしを見直す機会でもある。
どうも及び腰になってしまうのは、メンテナンスと生活スタイルの変化だ。
年をとり、都内に暮らす必要がなくなっても、
このあたりに住みたいだろうか。
ますます便利な都心に住みたくなるかもしれないし、
田舎に引っ越したくなるかもしれない。
地域の人間関係も変わっていることだろう。
その中で、65歳までのローンを抱えて家を買う人を、
勇気があるなと思ってしまう。
「後に何も残らない貸家によくお金を払い続けるわね」とよく言われるけれども。

話がずれた。
わたしも、今ここで、今の家族と夢の暮らしを始めてみようと思う。

投稿者 りりこ : 14:17 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月03日

ほしいもの貯金箱

アレが欲しいな、お金ないこともないし。
そう思うことはよくある。
自分が持っているお金が、本当は必要なのか
それとも使っちゃっていいのかよくわからなくなる。
欲しいものはいつでもあるし、でも、一番欲しい物ってなんだろう。

Sony Bankには、インターフェイスが3つある。
アクティブに運用する、金融知識を高める、貯めて使うことを楽しむ。
一番かわいらしいポスペの画面に、ほしいもの貯金箱がある。
用途別に、自分の貯金を分けておける。
日々の楽しみを全て犠牲にして、例えば家を買うというようなことにつぎ込むのは
人生の使い方としてもったいないなと思う。
適度に楽しみつつ、大きな目標も忘れずに。
円、外貨、債権といったものをバランスをとりながら、
目的別にお金を分ければひとつひとつの目標に配分しつつ達成していくことができる。
5つの貯金箱が作れるので、わたしの目下の目標は
「新しいメガネ」「美容院でフルコース」「家族で旅行」「子供の進学資金」「3か月分の家計費」だ。
5万円から100万円まで、金額はいろいろ。
そこに、少しずつお金が溜まっていく。
大きい目標はかなえるまで時間がかかるだろうし、
小さい目標の貯金箱はじきに壊されて、新しい貯金箱になるだろう。
これからの人生、いくつの目標をかなえていけるかな。
それが目で見えることが面白い。いいツールだ。
ソニーバンクのポリシーに、フェアであることというのがある。
情報を自分で調べ、自分で選ぶ、そういう人のための銀行だ。
いさぎよくて心地よい。

SonyBank インターフェイスの紹介

投稿者 りりこ : 00:57 | コメント (2) | トラックバック