2005年11月20日

アースダイバー

本を借りた。
中沢新一 アースダイバー
巻末についている地図を広げ、
住んでいるあたり、歩き回ったあたりを
頭の中で徘徊する。
次第に、頭の奥のほうで水音が聞こえてくる。
瀬が岩に当たっておどる時のような
滴り落ちた水が流れになって崖を落ちていくような
ポコポコチャラチャラした音が。
一人暮らしのアパートの坂の下には金魚屋があった。
いつも、流れがそばにあった。
育った辺りの川は、深くよどんで潮の香りがした。
その川は暗渠になり、渋谷の駅の脇で再び顔を出していたが
いつしか地中に潜った。
東京は、川の多い都市だ。
東京しか知らないからそう思うだけで、日本中どこでもそうなのかもしれない。
しばらく、時間をかけてこの本を読む予定。

投稿者 りりこ : 2005年11月20日 21:26 | トラックバック
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