2005年11月06日
家のなかみ
アパートのお隣さんが引っ越した。建売住宅を買ったそうだ。
今のアパートは3DK。広めのベランダのついた、日あたりのいいたてものだ。
家は、生活の入れ物だから、家を買う時にはそこでの暮らしを思い描くことだろう。
4人家族のための家ならば、4人で暮らす夢の暮らしがあるだろう。
新しい家でどんな暮らしをしたいのだろう。
一生のローンと引き換えに、家族の夢を買う。
もしもできるのなら、今暮らしているこの家で、夢の暮らしを始めてみたいと思う。
友人とパーティーがしたいなら、まず呼んでみる。
玄関先を片付け、リビングを片付けてそれだけのスペースを作り出す。
畑仕事がしたいなら、ベランダ菜園を始めてみるのもいい。
パティオで朝食が夢ならば、ベランダを片付けて広いスペースを作ってみる。
そういう暮らしをしながら、夢の家を建てるのもいい。
まずは生き方、暮らし方。
そこから始まる住まい作りをしたいなと思う。
わたしは、建売の家を買うことを決して悪いと思っていない。
引越しは、気分転換にもとてもいいし、暮らしを見直す機会でもある。
どうも及び腰になってしまうのは、メンテナンスと生活スタイルの変化だ。
年をとり、都内に暮らす必要がなくなっても、
このあたりに住みたいだろうか。
ますます便利な都心に住みたくなるかもしれないし、
田舎に引っ越したくなるかもしれない。
地域の人間関係も変わっていることだろう。
その中で、65歳までのローンを抱えて家を買う人を、
勇気があるなと思ってしまう。
「後に何も残らない貸家によくお金を払い続けるわね」とよく言われるけれども。
話がずれた。
わたしも、今ここで、今の家族と夢の暮らしを始めてみようと思う。
一戸建ての維持費用は大変だと思います。
それから、大工の腕や工務店が永続的にあるのかも、重要です。
家の知識がないと、65才になったら、
すべて壊して立て直さないとならなくなることもありそうです。
家賃と返済金額が同等のマンションなら得する可能性もあるとは思います。
難しいですね。
どちらかというと、自由度が高い方が楽な生活にはなりそう……
Posted by: 野猫 : 2005年11月06日 19:55家をメンテナンスするって、趣味でもなければなかなか面倒だと思うんですよ。
外壁が汚れたまんまの建売をみるとちょっと悲しい。
庭があれば手を入れ続けないといけないしね。
そんなこんなで賃貸礼賛。
同じような人が高齢になって「あなたは家があるからいいわよ」と
病院トモダチにぼやいているという話を聞いたけれども。