2003年12月16日

修理パーツ

圧力鍋が、完全沸騰する前に蒸気が漏るようになった。
パッキンがもうだめなのかなぁと思うが、
小学生の時には家にあった圧力鍋なので、
パーツがあるやら心配になった。
メーカーの電話番号は、当時とは変わっているようだ。
電話をして出た男性に、症状を話してみた。
パッキンを換えたほうがいいという。
「だいぶ古いのですが」というと取っ手の色を聞かれ、
この色のシリーズの部品ならあるという。
うちの圧力鍋だって、今そのメーカーの出しているデザインとは
まったく違った形をしている。
今の形になってからでも15年は経つのではないか。
取っ手の色が違うシリーズで、物によってはパッキンがもう在庫がないというのだ。
在庫がなくなった圧力鍋は、いったい何年前くらいに売ったものなのだろう。
掃除に使うらしい付属パーツのこと、クッキングブックのこと、
掃除の仕方など、いろいろな質問をしたのだが、
最初に電話をとった男性が何もかもすらすらと答えてくれた。
今は絶版になったらしい、その鍋を使った料理書のこと、
今はないわたしの使っている容量の鍋の付属品のこと。
カスタマーセンターがあるわけではない。
会社の代表番号にかけて、その男性が出たのだ。
なんだかとても気持ちよく、感謝して電話を切ることができた。
カスタマーセンターの外部委託もいいけれど、
長く長く使い続けられるはずの商品なら
ずっと修理パーツを売ってくれること、
そして、商品を愛している人が電話の応対をしてくれること
それがとても大切なのだと思わされた。

投稿者 りりこ : 2003年12月16日 22:19 | トラックバック
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