2006年12月03日
スターバックスとラーメン
どこに行ってもココへ行けば一定水準のコーヒーが飲めるというありがたい存在、スターバックス。
マクドナルドのように、おいしくはないけど味と値段がわかっているというレベルを超え、
あたるか外れるかわからない喫茶店に入る危険を冒すより安全だといえよう。
わたしの町にスターバックスができてほしいかというと、
それよりも小さな喫茶店ができたらうれしいのだけれど。
スターバックスといえば、カスタマイズ。
どのくらいの人がカスタマイズしているのかわからないけれど、
サイズを選び、ミルクにするか無脂肪乳にするか、豆乳にするかにはじまり、
事細かにカスタマイズができる。
仕上げにコンディメントバーで自分でハチミツやノンカロリーシュガーを選び、スパイスを加えたり。
時折わたしも、わざわざ家でカスタマイズを考えて試してみることがある。
その場でアウアウアウとならないように。われながら笑えること。
マニアも、普通のコーヒー好きも、ちょっと喉が渇いただけの人もそれなりに満足し
スターバックスではどこかのんびりしているように感じる。
きのう、スターバックスで今シーズンの「トフィーナッツラテ」を飲みながら
ああ、ラーメン屋に似ていると思ったのだ。
各地から東京に、ご当地ラーメンが進出し始めた頃のこと、
(それはもう、30年近くも前のことなのだが)
初めて入ったラーメン屋で、常連の人たちが「135でよろしく」などと頼むのを見ていた。
そこでは、1が麺かため、3が濃い目、5が脂っこくだったか、そんなメニューがあったのだ。
今ではあちこちのラーメン屋で「しょうゆで麺かためネギ多め、背油多めでメンマと煮卵追加で」みたいなオーダーができる。
知ってる人は通。知らなくてもそれなりの味が体験できる。
カスタマイズオーダーのできるラーメン屋が増えた頃から、
ラーメンマニアが増えたような気がする。
スターバックスがやたらとあちこちにできて以来、
外でコーヒーを飲む人が増えたような気がする。
スターバックスは日本のコーヒー人口をふやしたのではないかと
ふわぁり甘いトフィーナッツラテを飲みながら考えた。