2003年10月29日
電球のカタチ
電球(バルブ)のかたちが美しい。
ハリ・コスキネンのブロックランプ。
氷の塊のような四角いガラスの塊の中に、電球が閉じ込められている。
初めて見たときの衝撃。
電球ってきれい。
WMFで、電球の形のソルト&ペッパーシェイカーが売られている。
これもまたきれいなのだが、惜しいかな、底面が削れている。そうしないと自立しないから。
長いこと、裸電球というのはわびしいものだと思っていた。
シェードを剥ぎ取られたスタンドや、古いトイレの裸電球を思い出す。
ハイテック・スタイルが流行した頃、工事現場のワイヤでできた電球ガードもいいと思った。
きのうの展覧会場で、もちろんソケットやコードの部分にデザインはあるのだが、
リラクシングチェアの脇に低く、薄暗い電球のランプが降りているのを見た。
電球は、そのままでも美しい。
シリカ電球の乳白もきれいだけれど、
サンドブラストのもの、クリアでフィラメントの見えるもの、
巨大なものや球形のもの、いろいろある。
東急ハンズや秋葉原で電球を眺めながら、暮らしの中にある電球の風景を思い浮かべる。
コメント