2003年10月31日
面白いものをもらった
銀座一丁目の入船堂がお店開けてたわよ、という懐かしいニュース。
ながらく不動産に転進していた入船堂、店頭で煎餅をまた売り始めたらしい。
「懐かしいから買って来ちゃった」といろいろ見せられたあと、
はい、おみやげにこれ。と渡されたのが「ぬれ煎餅」。
銚子に住む人が事務所に土産として持ってきてくれたのが、わたしのぬれ煎餅初体験。
普通のまあるい固焼き煎餅のようなふりをして、しんねりうにゃりと柔らかい。
不思議にこれが決してまずくないのだ。時々食べたくなる。
味は醤油煎餅。もちろん、銚子といえば醤油どころだ。
入船堂で買ってきたというぬれ煎餅は、製造が「銚子電気鉄道株式会社」で、
一枚ずつのパッケージに銚電の絵が入り、それもまたうれしい。
子供の頃、堅い堅い煎餅が好きだったわたしは、
弟がひそかに勉強机の引き出しにしまいこんで、何日も経ってから食べるのが不思議だった。
彼は「これがうまいんだよ」と言っていたけれど。
わたしは相変わらず、ぬれ煎餅もいいなとは思いつつ、堅焼きの方が好き。
それでも、この銚子電鉄の絵のついた煎餅は、弟のことや銚子への旅行を思い出して懐かしい。
銀座という身近な(距離的に近いわけでもないけれど)ところで買えるということが
またなんとなくうれしいのだ。
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