2003年11月06日
狭小住宅
最近リフォーム番組が盛んになっているせいか、
書籍タイトルにも狭小住宅という言葉が出るようになってきた。
この言葉、狭い、小さい、どうしようもなーい、という
住み手が努力を放棄したような響きがあって嫌いだ。
狭くとも、小さくとも、住み手がそこをいかに工夫して自分らしく使いこなすか
それこそが家と人との付き合い方だと思うのだが、
「もーめちゃくちゃなんです、
このちっちゃい敷地をあなたさまの力でなんとかしちゃってください」と
建築家、インテリアデザイナーに丸投げして
うわぁ、すごーい、自分の家だと思えない、なんて
それではあなた、一生自分らしく住みこなせませんわよと思ってしまう。
「小さい家」「小さい生活」を自ら選んだのならば
それとうまく付き合って住みこなしてみたいものだと思う。
ことさらに衒った収納やしかけを作らなくても、小さな家を住みこなせたら
生活する人として一段階アップできるような気がする。
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