2004年02月25日
うるさい人(2/25)
天気良し。
寝違えが首筋が溶けて背筋におりて痛み、それも溶けたら腰に来た。
きょうは腰の座らない日。
アルバイトは休みをもらって、朝から図書館でちょっとお勉強。
納得がいってすっきりした。
アウトプットばかりしていると、なにかエネルギーをもらえるものが欲しくなる。
図書館を出て展覧会を見に行った。
布ものは、思いのほか私自身がウルサイのだと思い知った。
ディテール、素材、縫製のそれぞれが気になって、創作が楽しめない。
ファッションショーの仕事をしていた時期があり、
ドブドブとたくさん服を見たことで、
人が服を着たときの見え方にとてもうるさい。
意図したシワか、できてしまうシワか。ゆとりの加減、そしてヘムの始末。
縫製の細かいところにうるさいのは母がドレスの仕立てをしていたせいだろう。
縫い代の始末やダーツのはじの始末など、瑣末なところが気になる。
自分はぜんぜん縫えないくせに。
なまじ服の形になっていると楽しめないということがよくわかった。
ぐったりと疲れて、銀座にまわってファインアートを数点見て、
なんとなく邪気をはらった気分になった。
補充しに行ってエネルギー吸い込まれた気分。
とはいえ、母の誕生日に贈った小さいプリザーブドフラワーが評判よかったり、
うれしいこともいくつか。
ムスメが元気でアトリエに行き、存分にたのしんだらしいのもまたうれしい。
やっとダンナの確定申告の準備を始めた。
これから数日間、バイトと家事とこれと両立でおそらく煮詰まるだろう。
アウトプットばかりしていると自分が空っぽになってしまう。インプットもまたデスクで観る得だったり昔の日記だったりの、閉鎖的な正確だったのだけど、最近は仕事で出るので補われているみたい。
かといって、その環境を楽しめる訳じゃないのだけれどど、触媒にはなっているかもしれない。少なくとも[反論]とかはできる。りりこさんは自分で選んで行ったところでも楽しめないのだから、私も無理ないよね。
また、せっせと私にインプットしてやろうと連れ出す人がいるので、新しい世界を見ている。でも、なんていうか、目で見るそういうものよりその中で語る昔の話とかにビビンと反応する。観ている景色とは全然違う景色を思い出していたりする。
結局、心の風景が沸き起こってくるようなインプットが必要ということかも。
野猫さんの中国映画、公式ページも行ってみた。シネマ・シャンテには行ってこようと思っているわ。
そうそう、りりこさん、ファッションショー関係だったんだ。ハデな世界よね。それなら銀座ののバーというのも解る、解る。
私は昔ファッション専門誌のパリコレ速報を翻訳してたよ。黒メガネのおばさんがそのまま使って書いていた。ははは。
長くてごめんなさい。
銀座は父のシマだったのよ。
麻布の生まれだからね、盛り場といえば銀座。
わたしも子供の頃はお買い物は銀座だった。
17歳の誕生日に、初めて父親と二人で銀座で待ち合わせ、
誕生日祝いに本をもらい、すし屋、スタンディングのバー、
オールド・ママのいるバー、老舗の喫茶店と連れまわしてもらった。
だから、ほんとのオミソでお店に大事にしてもらって大人になった。
「いいもの」をいっぱい吸い込んで、上等もんになりたい。
やだなあ、オミソというから会社の人に連れて行ってもらったと思ったのに。あたしと同じ[父親]だったとは!!
バーには行かなかったけれど、本は丸善(コーヒー飲むカウンターがあったよね)、文具は伊東屋、食事はTホテル、映画は日比谷映画。父は麻布生まれじゃないけれど学生のクセにひとりで麻布に住んでいた。
りりこさんとの共通点[超ファザコン]
うーん、うちの父親は遊ぶのは上手でもそれ以外は落第だから
ファザコンにもなれなかったね。
親の資産もないのに遊びっぱなしはよくないよ。
母親の方が贅沢上手で生活力もあった。
あの映画をみて、あはは、
マチリンさんとりりこさん二人を思った。