2004年06月20日
東京タワー
東京タワーの足元あたりでおとなになった。
酔っ払って歩き始めても、東京タワーが見えればおうちに帰れる。
雷雨の東京タワーは美しかった。
地上派デジタル放送が始まる頃、
なにやら遠目にはマヨネーズのキャップのように見える施設が取り付けられ、
どこかの掲示板で、あんなのわたしの東京タワーじゃないと書いた。
毎週おなじみ「僕らの音楽」は、どこで収録しているのかしらないけれど、
時々かなり近くにある東京タワーが背景に映る。
そして、映るたびに私はなんとなくせつなくなる。
あれらの日々と、あれらの人々と。
幼くて知らなかったこと、今よりあきらめなかった頃。
心に響く音楽と一緒に、それらの日々を味わっている。
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今夜の「僕らの音楽」は玉置浩二。贅沢なセッション、豊かな言葉。
好きではないと思っていた曲が、丸く奥深く聞こえ、
好きだった曲が、心をざわつかせる、そんな夜。
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