2004年12月07日
玄関先
2年ばかり前に、ダンナが本を段ボールに封印してベランダに置いた。
ギリギリとガムテープをかけられて、上からプチプチを二重巻き。
さらにガムテでぐるぐる巻き。
あんなものを物置の上に載せるのだからすごい力だ。
2年の直射日光はものすごいパワーで、プチプチが風化して銀色の透明な雪のようになってこぼれる。
そんなものを2箱、引越し先に持ってきた。わたしの憂鬱の種。
さっき、やっとその気になって、玄関に放置されていた箱を開けてみた。
ちょっといじっては掃除機で吸い、もうちょっとやってはまた吸い。
そしてやっと開いた一箱目。
中には元のままの本が詰まっていた。
風化はプチプチと段ボールで止まっていたらしい。
もう一箱目に挑戦する気になったと同時に、ちょっとだけ広くなった玄関に心底すっきり。
玄関が汚いって、ひどいプレッシャーになるのだと思い知った。
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