2006年01月22日

掃除の週末

すごくすごくすごく散らかって瓦礫の山ようになったムスメの部屋を
ふたりで話しながら片付ける。
本が床に折り重なって崩れ、その部分が何か動物の棲家のようになっている。
何がゴミで、何が大切なのか、たくさんムスメの話を聞く。
たくさん聞いて、たくさん話す。
思い出ってなんなのか、思い出の残し方、思い出の取り出し方、
出すための片付け方、使うためのしまい方。
しまい場所の作り方、リサイクルの話。

思えばわたしが子供だった頃、母親はとても忙しくて
わたしは片づけを教わった記憶は無い。
ただ、片付けやすいいれものを、片付けやすい場所に置いてくれていた。
本を丁寧に丁寧に並べていたら、赤ちゃんに近い幼い弟が横から引っ張り出すので
母親は怒って思わぬ並べ方でどんどん片付けてしまった。
わたしのしまい方は、お母さんは嫌い。そう思った。
ずい分幼い頃だったろうが、鮮明に覚えている。

わたしは長いこと、片付けることが下手だった。
人より片付け上手になったのは、実家を出て
母親の目の届かないところに暮らすようになってから。
自分の思うとおりにしまう。それだけのことだ。
おかしなところでわたしは母が怖くて、
自分の思うとおりに片付けることができなかった。
子供って、変。親って、大変。

投稿者 りりこ : 2006年01月22日 23:34
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