2006年03月19日

風景の中の家

通りがかりに、ちょっと変わった色合いの家が建った。
紺色の外壁、オレンジ色のアクセント、丸い窓。
グレーがかった家並みに、そこだけきっぱりと目立っていた。

おしゃれな家なんだろうなと思うけれど、わたしは、家は風景に溶け込むものがいいと思っている。
街並みや緑に溶け込んで、一歩中に入るとその人らしい暮らしがある。
そんな家がわたしの理想。

ここ数日、こんな本を読んでいる。
好きな言葉が一杯ある。
家の中には、人の生活が、人生が入っている。
まず人。生活。
そして、まわり。自然や街並み。
必要なものだけの家が美しいように、必要なものだけの暮らしが美しいのだと思う。

建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇
吉村順三建築展実行委員会

彰国社 2005-10
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投稿者 りりこ : 2006年03月19日 20:54 | トラックバック
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