2003年10月28日

Qietness 静けさのデザイン

展覧会を観てきた。きょうが最終日。
新宿のパークタワーはいろいろ縁のある場所で、好きな場所でもある。
タイトルの「静けさのデザイン」というのがどんなものなのか一向にイメージがわかずに出かけたのだが
結果として自分に働きかけてくるものになった。

展覧会はアーティストによる「静けさ」をテーマにした作品、フィンランドデザインと文化的土壌のイメージ展示、
フィンランドモダンデザインの今と未来、3つのゾーンになっている。
展覧会場は静まり返っている。モーターの音がするのだが。

作品や展示を見ながら、なんとなくほかの事を考えていた。
この展示でわたしの得たものは、
「Quietnessというのはシンプルでありながらストイックなものではなく、
モノにも人にも犯されがたい自由なもの、独立性なのだ」ということ、
「欲しいものは水と光と空気、水の動き、光の作る陰影、空気の流れ」なのだということ。

プロダクトの中では、アンティ・ヌルメスニエミのコーヒーポットをみつけて欲しくなった。

展覧会をみながら「ムーミンパパ海へ行く」の孤独と寂寥と
そこからファミリーのぬくもりに戻るときの感じを思い出していた。
それは暗く雨降る一日のあとに、遠く夕焼けの見えるときのような気持ち。

今回の展覧会はキャンペーンの一環であり、そのキャンペーンにリンクを張っておく。
Feel Finland

投稿者 りりこ : 2003年10月28日 20:01
コメント

:Quietnessというのはシンプルでありながら
:ストイックなものではなく、
:モノにも人にも犯されがたい自由なもの、
:独立性なのだ

日本語なんだけど意味わからんと思った人、
あなたは正しい。
自分なりの伏線があるのだが、すっとばしてるから。
ごめんなさい。

Posted by: りりこ : 2003年10月28日 20:56