2006年01月04日

胡同

憧れている住まいの形がある。
それは、胡同に似ている。
中国の、迷路のような城壁の中に、中庭を囲んだ家々がある。
他人の家と、付かず離れず。
外に向かってはあまり開いてはいないけれど、
内側には大きく開いている。
中庭で食事をする家族があったり、武術の稽古をする人があったり
音楽をしたり、読書をしたり。
広場の空気を、家の中に持ち込みたい。
もちろんわたしが住むなら、外に対しても閉鎖するわけではないが、
中に入ると仲の良い家族の暮らしがあるのだ。
コーポラティブハウスにも似ているかもしれない。
あるいは下宿屋。
何年か前の夏のドラマ「すいか」に出てくるような。
仲間を募り、仕事を回しあい、得意な人が得意なことをやり、
おせっかいでなく助け合う。
ひとりだけれど、一人ではない家。
家族の問題を家族で抱え込まない家。
そんな風に暮らせたらいいなと思う。

投稿者 りりこ : 2006年01月04日 23:01 | トラックバック
コメント

私も、前々から胡同にはあこがれというか郷愁に似た感情を持っています。私が育った荒川の下町は長屋ばかりだったので、北京映画などにでてくる胡同に、同じにおいを感じるのかもしれません。2年前に北京に行った時には、もうオリンピックへの大規模な改造が始まっていて、かなりの胡同が壊されているようでした。
家族の問題を家族で抱え込まない家・・・う〜ん、こんな環境を創れたら最高なんだけど。

Posted by: こーこ : 2006年01月05日 23:05

同じマンションに、仲のいい友達がいるんですけどね、平屋で中庭でちょこちょこ顔が見られたらいいと思うんです。
親には相談できないけれどとなりのおばさんにちょっと相談するとか向かいのお姉さんに刺激されて楽器を習うとか。
昔の東京はけっこう他人の気配がありましたが、最近はドアの中は何が起きているかわからない感じがありますよね。
それを、居心地悪いなぁと感じてます。

Posted by: りりこ : 2006年01月06日 09:10
コメントする









投稿にはお名前(ニックネーム可)とメールアドレスが必要です。
メールアドレスは管理人にしか通知されません。

名前、アドレスを登録しますか?