2006年11月14日
国際文化会館 宿泊施設
リニューアルした国際文化会館の宿泊室を見るチャンスがあって
わくわくしながら覗き見しに行ってきた。
以前は廊下を真ん中に、庭園側と駐車場側にあった部屋が
駐車場側に廊下を取り、全室庭園側に向いた。
カードキーを差し込んで部屋に入ると、正面の障子が美しい。
吉村順三の障子。
カーテンボックスには遮光のロールカーテンが隠れている。
二重ガラスの掃きだし窓も木製建具だ。気持ちがいい。
その前に、わりと大き目のデスクがあり、電気スタンドはトロメオ。
デスクの上のラジオは木とアルミの美しいLEXONのミニ・ドルメン。
デスクにはLANケーブルの差込口とコンセントがあった。
荷物置き場をかねた大き目の書棚が、この施設らしい。
学術研究などで宿泊するには書棚が必需品だろうから。
大き目の横長のテレビ、開き戸の中に隠された小さい冷蔵庫とティーセット。
ベッドはクイーンサイズで、ワッフル地のバスローブが置いてある。
アームチェア脇には読書灯も置いてあり、手元明かりが取れる。
ゴミ箱はデスク脇に、プライウッドの木目のテーパータイプ。
20平米そこそこで決して広くないけれど、小さなベランダがついて広々とした印象がある。
下に見えるティールームの屋上も緑化されているので、
庭園と一体になっていてまったく邪魔にならないのが美しい。
白と木のものが目立ち、とても落ち着きがあるいい部屋だった。
フロアには、洗濯機とアイロン台のあるランドリー施設や飲み物の自動販売機があった。
階段を下りてみたのだが、踊り場のフロア表示がとてもきれいで、ワクワクした。
蛍光灯は、人が通ると点灯する仕組みらしい。
ついでに、トイレの表示も秀逸。
建物も、インテリアも丁寧に作られているのがわかる。
今度はゆっくりと庭園を散策したいと思った。